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新年明けましておめでとうございます。
さて、わが国は今後内政、外交ともに厳しい局面に向かっているようです。
その内政問題のなかで、極めて重要な課題の一つに「少子化対策」があります。それを取り上げてみます。
少子化対策という場合、いくつかのポイントがあります。
第一は、今後少子高齢化社会になるので、それに見合った社会システムにして行くべきだ、という論点である。ここでは、将来少子高齢化社会になることは避けられない、とし、高齢者もできる限り現役で社会活動をするようにしようとする。
第二は、少子化社会になること自体をなんとか阻止しようとするものである。そのためには子供を生みやすく、かつ育てやすくする対策を行おうとする。
第三は、海外からの移民を積極的に受け入れてはどうか、というものである。しかし、これには課題も多く、反対する意見も多い。
ここでは、第二の少子化を阻止する対策にしぼって考えてみたい。
子供を含め若い世代が多い社会は活力があるし、賑やかで楽しい。彼らには長い将来があり、夢もある。年金の財源である年金保険料を負担してくれる担い手でもある。若者が得意なIT技術を伴った先端的な文化が広がり、IT関連の消費が増える。
今後、北朝鮮問題や台湾問題など、国際間の緊張が高まり、軍備の増強が必要になってくることも予想されるが、それを担うのはやはり若い自衛隊だろう。また、国内の治安は悪化の一途を辿っているが、それを阻止できるのは正義感をもった若い現場の警察官たちだ。新規の事業を開業する人が少ない、という問題も、夢をもった若い人が増えれば解消するだろう。創造的な経営ができるのはやはり若い力なのだ。
などと考えれば、結局子供が増えることが重要なのである。
ではどうすればいいのだろうか。そのヒントを総務省が調べた都道府県別のデータから考えてみたい。
一般的に、働く女性が増えたため出生率が下がった、と考えられている。ところがこの調査によると、逆に女性の働く比率が高い地域で案外子供が多く産まれていることが分かった。例えば、鳥取県や山形県である。これらの地域では、祖父母との三世代同居が多く、祖父母らが子供の面倒を見るケースが多いのだ。
さらに近所のつきあいも大切な要因のようである。地域のなかの連携が強い、つまり近所づきあいの多い地域も出世率が高いのだ。山梨県や茨城県などがそうである。
また、女性が結婚する年齢の低い地域で出生率が高い。福島県、鳥取県、岩手県などである。
ここで子供が増えている町を紹介しておこう。
まずは静岡県長泉町。この町に住む女性が生涯に産む子供の数はこの5年間に1.62から1.72へと上がった。長泉町では乳幼児の医療費を無料にしている。6才までは入院、通院ともに自己負担ゼロだ。所得制限もない。もう一つの政策は、保育園の待機児童を出さないことだ。さらに保育園には「子育て支援センター」が併設されており、若い母親たちの交流と相談の場にしている。その他、淡路島にある五色町もそうだ。
ある県知事は、女性が一人目の子供を産んだ後、二人目も産もうと思うような施策が必要だと述べている。
どうか自治体の皆さん、子育て支援に力を入れて下さい。
そして、老人は選挙の票に結びつくが子供は票に結びつかない、などと愚かしいことを思わないで下さい。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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