「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」考

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税理士 崎山武夫のコラム

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」考

今年を振り返ってみると、暗いニュースが多かった。せめて何か建設的で明るい話題がなかったかと考えているうちに、経営学者ドラッカーの著者『マネジメント』を思い出した。昨年、放送作家の岩崎夏海氏が書いた小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」が出版され、今年になってから200万部を超えるベストセラーになった。

小説のあらすじはこである。ふとしたきっかけで主人公の川島みなみは野球部のマネージャーになる。マネジメントについて知識を得ようと書店へ行き、ドラッカーの『マネジメント』を買う。その後彼女はこの本を参考にしながらマネジメントを着実に実践してゆく。最後にチームは地区の代表として甲子園に出場することになる。彼女がいろんな障害を乗り越えながら、周囲の人たちを巻き込みつつ、ひたむきに前進してゆく様子が感動的に描かれている。

それがきっかけとなって書店ではドラッカーの著書がいろいろ並ぶようになった。『マネジメント』というと経営管理についての小難しい専門書で、企業の経営者にしか必要がないものと思われがちだが、実は組織の中で働いているすべての階層の社員、更には自営業者、また組織とは関係ないように見られる一般の市民などすべての人たちに当てはまるのだ。言い換えればすべての国民は自分の置かれた環境のなかでマネージャーになることができる。もし、日本国民のすべてがマネージャーとしての意識をもって毎日の活動を生産的にこなしていったなら日本は素晴らしい国になるだろう。

ドラッカーは組織が行なうべき基本的なものを2つ揚げている。

第一はマーケティングである。それは単なる販売活動ではない。自分(自分の企業)は社会の中で何をする事を目的にしているか、顧客は誰なのか、を見極め、顧客の目線から自分の存在意義を問うことである。マーケティングはそこから始まる。上記の小説の中では『お客に感動を与えること』を野球部の基本においている。

第二はイノベーションである。私たちは過去にすでに出来上がった陳腐化すると思わなければならない。陳腐化を乗り越えるためには絶え間なく工夫し改革を続けなければならない。小説での中では野球部の人事を変え、新しい体制に改革している。

言うまでもなく、この2つを実践するのはまさに人間である。人材は組織にとって宝である。だから大事なことは働く人がわくわくした楽しい気持ちで仕事に取り組む環境であることだろう。

仕事を通じて自己実現できる企業、それがドラッカーの理想であった。
ちなみにドラッカーは大の日本好きであり、生前日本に何度も訪れている。

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