二大政党になったけど・・・

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税理士 崎山武夫のコラム

二大政党になったけど・・・

かつて、自民党と社会党がもたれあって自民党の長期政権が続いていたとき、
識者の多くは二大政党が互いに競い合う政治体制が望ましいと述べていた。
そして2年前、民主党が大勝し日本でもいよいよ自民党と民主党による二大政党政治が実現するかと期待された。
ところが衆議院と参議院のねじれがあってさっぱり前へ進まない。肝心の東日本大震災の復興も遅々としている。
今の政治家には当事者としての自覚や能力が欠けている、としか言いようがない。
 
実は昭和の初期、よく似た状況があった。田中義一や犬養毅などが率いる立憲政友会と浜口雄幸や若槻禮次郎などが率いる立憲民政党の二大政党が対立していたのである。折りしもアメリカ・ニューヨークの株式市場で株が大暴落し、その余波が日本へも押し寄せ『昭和大恐慌』といわれた。失業者は町に溢れ、『大学は出たけれど』の歌が流行ったという。

ところがその非常時にもかかわらず、政友会も民政党も相手の政策ややり方を非難しあい、なじりあった。
お互いに妥協し合って建設的な道を見つけ出してゆく、という知恵がなかった。
とても相手が呑めないようなことを取り上げ相手に妥協しろと迫った。
結局、何もかもが先送りで、国民の我慢は限界に達していたようだ。

そこへ入り込んできたのが軍閥である。軍閥の明快さが国民の心情に期待感を抱かせるようになった。
昭和7年5月15日、犬養首相の煮え切らない外交政策にしびれを切らした軍部の青年将校たちが首相官邸に乱入し犬養首相を暗殺した。これが世に言う『5.15事件』である。これで民主的な政党政治は終わり、斉藤実などの軍人による組閣が行われるようになった。日本はひた走りに軍備拡張への道を歩み始めたのである。

さて、日本の今の状況はどうか。
日本には自衛隊しかいないので軍によるクーデターや政策は考えられない。では国民による暴動か。
しかし東日本大震災に遭っても物静かに行動している人たちを見ていると暴動が起きるとも考えにくい。

大震災に関連して政治家たちがよく『国難』という言葉を使っている。
日本経済が立ち直れるかどうかを国難だとしている。

しかし、本当の国難は日本の弱みに付け込んで日本を侵略してこようとする外国の勢力ではないだろうか。
またはそれを許すような国内の無防備体制ではないだろうか。

『そんなことはないだろう』とのんきに構えていてはいけない。過去の歴史を見ればよく分かる。
古来、弱い相手をタイミングよく叩くのは勝利の常道なのだから。

政治家さんはそのあたり、よく分かっておられるのでしょうね。

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