希望学

アップロード
アップロード HOME アウトソーシング 人材派遣 人材紹介 会社概要 お問い合わせ

希望学

最近、新聞やテレビのニュースを見ていてもふさぎ込んだり、腹立たしくなるものばかりだ。
何かいい話題がないかと町の書店を歩いてみた。
そこで目に入ったのが岩波新書の『希望学』を紹介するものだった。

希望を持ちにくい現代だといわれているが、私も何か「希望」を期待して早速購入し、読んでみた。

2002年、村上龍氏の『希望の国のエクソダス』が出版され『この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない』というフレーズが有名になる。その3年後、東大の社会科学研究所で希望学が始まったそうである。

かつて希望は前提だった。みんな希望をもっていることが当たり前だった。しかし、その前提が崩れてしまうと、何のために何をすればいいのか分からなくなってしまう。

さて、希望とはいったい何なのか。この本では定義がされている。
希望とは『行動によって何かを実現しようとする気持ち』(Hope is a Wish for Something to Come True by Action)である。

希望の概念は4つの柱でなりたっている。
第1はWish(ウィッシュ)で願い、思い、気持ちがあること。
第2はSomething(サムシング)でこうありたい、という何か具体的なことがあること。
第3はCome True(カムトルー)実現すること。
第4はAction(アクション)行動すること。

これら4つの柱がすべて揃ったら希望となる。だから第1から第3まで揃っていても第4のアクション、つまり現実に行動がなければ希望にならない。

たとえば政府や社会の仕組みにたいして『ああして欲しい、こうなって欲しい』と期待し、受身になっていても何も始まらない。希望は周りから与えられるものではなく、自分で行動を起こし自らの力で獲得してゆくものである。

さて、個人個人の側から見た希望は以上の通りだが、社会として希望を共有してゆくことも考えられる。その場合、希望の概念は次のようになる。

希望とは「他の人たちと共に、行動によって何かを実現しようとする気持ち」である。(Social Hope is a Wish for Something to Come True by Action Each Other)つまり第5の柱としてEach Other(イーチアザー)みんなで、共同で、が加わる。

希望には挫折がつきものである。子供のころの夢が大人になるに従い修正されてゆく。挫折の中でもがいているうちにやがて新しい希望が見えてくる。もがくことも大事な要素なのだ。そして、かつての時代のようにみんなが何らかの希望を胸にしている社会になってほしいと思う。

希望学の今後の展開に注目したい。

弥生17シリーズ

弥生17シリーズ

TBS 高岡ビジネススクール

TBS 高岡ビジネススクール
税金のことなら崎山税理士事務所(富山県高岡市)
税理士 崎山武夫のコラム
新着情報