参議院なんていらない

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税理士 崎山武夫のコラム

参議院なんていらない

参議院なんていらない。最近の国会運営を見ているとつくづくそう思う。
衆議院と参議院の2つの議決機関がなぜ必要なのか、という基本的な問題がある。それに対しては、
重要な法律を決めるのだから衆議院で決めたことをもう一度参議院でチェックするのだ、と言われている。
 
しかし、どちらも民意の代表であり、どちらも多数決で決めている。性格的にはどちらも同じなのだ。
違うのは選ばれた時期が異なっていることで、これがねじれ国会の原因になっている。
 
国民の気持ちはその時々の政治や社会情勢でふらふらと揺れ動いている。だから選挙の際の情勢で国会議員の構成も変わる。つまり、選挙の都度、与党の人数と野党の人数が入れ替わる可能性は充分ある。このままではねじれ国会はいつまでも続く。それでは緊急を要する大事な法律も成立しない。
  
以前から参議院無用論があった。その理由は国の財政改革、行政改革のためには参議院という制度の存在がムダからなくすればどうか、というものだった。つまり、経費削減の視点からの意見だった。
 
現在の状況を見ていると、国会運営に全くスピード感がない。
いまやムダだから経費削減のために廃止すべし」と言いたい。
 
日本の二院制はアメリカやイギリスの制度を手本にして作られた。
 
アメリカでは民意を代表する下院と州を代表する上院がある。アメリカではそれぞれの州がおきな自治権をもって独立している。そしてそれぞれの州が州の代表を決め、上院議員として連邦議会に送り出している。アメリカは50の州から成り立っている合衆国なのである。だから日本の参議院とは異なっている。
 
イギリスには民意を代表する下院と貴族院でもある上院がある。
上院議員は貴族のなかから任命される。上院議員には報酬がない。必要に応じて召集されるが無報酬である。
 
数年前こんなことがあった。
イギリスでは昔から野山で狐狩りをする伝統的なスポーツがある。これに対し、動物愛護団体が「残酷なスポーツだから狐狩りを禁止すべし」と主張、下院で禁止が可決された。ところが上院ではこの決議に反発、とうとう狐狩り禁止法案は廃案になってしまった。その理由は「狐狩りはアングロサクソン難民(英国人)の長い伝統と文化を評したスポーツだから残すべきだ」というものだった。
 
これなどは上院の性格を的確に表現している。
つまり、上院が議論する議題は、民族としての価値観や伝統、歴史、誇り、愛国心などに関わるものであり、
社会保障や経済運営などを問題にしている下院とは明らかに性格を異にしている。
 
日本には貴族もいないし、無報酬で働いてもいい、と思う人もいないだろう。結局、日本では衆議院も参議院も同じようのものになってしまう。形だけ先進国の真似をしても意味がない。それどころか有害なのである。

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